Capital Markets キャピタルマーケット

次世代ウェルスマネジメント、銀証連携がとうとう動き出そうとしています。加えて、生成AIやデジタルアセットなど真新しいトピックも産業へのインパクトが大きいでしょう。 ここ数年が、日本のキャピタルマーケットのリーディングカンパニーを決める勝負の時期と言っても過言ではありません。 業界にとらわれない企業横断の取り組みで、いかに投資原資を確保し、ビジネス構造変革へ大胆に投資していくか。 ステークホルダーたちは、具体的な組み先と、具体的な投資先・投資規模を注視しています。

最先端トピック Frontline Topics

次世代ウェルスマネジメント

マス層から富裕層への移行にシームレスに対応可能なプラットフォーム構築と、対面・デジタルを融合したアドバイザリー型ビジネスへのシフト

異業種連携・グループ協働化

個人金融資産2,000兆円強の口座争奪戦を制するべく、異業種プラットフォーマーとの連携など合従連衡により、巨大経済圏と融合

デジタルアセット

ブロックチェーン技術を中核として、不動産をはじめとした多様な商品・サービスのデジタルアセットビジネスを新規創出

生成AI

セキュアな環境下で生成AIによる回答精度を改善しながら、社内手続きのリサーチや文書作成、チャットボット等に活用し、全社業務を効率化

重要論点 Issues

持続的な成長への投資拡大

守りの投資を効率化しつつ、トップラインに資する投資やESG等の中長期的投資により、いかに持続的な成長を実現し、収益を最大化すべきか

銀証連携

銀証連携の規制緩和の状況下、顧客本位と法令順守の両立を実現すべく、AI活用による仕組み整備と共に、経営陣含むガバナンス態勢をどのように高度化すべきか

コスト構造改革

インフレ等の外部環境影響によるコスト上昇圧力を大前提として、いかに不採算システムの統廃合まで踏み込み、コスト構造改革を断行すべきか

非競争領域の共同化

ミドル・バックオフィスにおける人材枯渇・人材調達難が顕在化する中、業界横断の取り組みを通じ、非競争領域を業務・IT両面でいかに効率化・高度化すべきか

プロジェクト事例 Cases

中期経営計画の策定

前中期経営計画の振り返りと外部環境の変化の分析を通じて、経営上の論点を導出。リテールとホールセール両面における施策の実行計画を詳細化し、中期経営計画に落とし込んだ

Web3時代における金融業界の在り方と事業機会の探索

Web3経済圏を形成する技術・プレイヤーを分析し、従来型金融機関の対応策と事業機会を探索。特にNFTが持つ資産価値のボラティリティと社会性に着目し、顧客の投資意欲醸成を狙う

不動産トークンの受容性調査

STO(Security Token Offering)を活用した新しい不動産投資商品のターゲットとなるペルソナ像定義とマーケティング施策の立案を主導

経営統合の戦略デューデリジェンス

統合後の戦略を織り込んだデューデリジェンスを実施。単なる財務デューデリジェンスを超えた視点から、統合先候補とのシナジー・ディスシナジーを明確化し、企業価値最大化のオプションを導出

戦略的コストマネジメントの仕組み構築

費用管理の透明化と、費用可変プールの特定という2つのアプローチを、使途と手段を軸としたフレームワークで推進。入口・出口・検証ゲートに落とし込んだ

フロントシステム再構築

業務効率向上と省力化を目指し、エクイティ系デリバティブ取引業務のフロント領域におけるインフラシステム再構築を推進